• "白石高士"(/)
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  1. 杉並区議会 2014-07-07
    平成26年 7月 7日文教委員会−07月07日-01号


    取得元: 杉並区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-29
    平成26年 7月 7日文教委員会−07月07日-01号平成26年 7月 7日文教委員会                  目   次 席次について ……………………………………………………………………………… 3 委員会記録署名委員の指名 ……………………………………………………………… 3 説明員の紹介 ……………………………………………………………………………… 3 事務事業概要の説明 ……………………………………………………………………… 4                文教委員会記録  日   時 平成26年7月7日(月) 午後2時 〜 午後2時58分  場   所 第1委員会室  出席委員  委 員 長  山 下 かずあき     副委員長  渡 辺  富士雄  (9名)  委  員  松 浦  芳 子     委  員  木 梨 もりよし        委  員  富 田  た く     委  員  今 井  ひろし        委  員  小 川  宗次郎     委  員  大 槻  城 一        委  員  大 泉  時 男
     欠席委員  (なし)  委員外出席 (なし)  出席説明員 教育長     井 出 隆 安   教育委員会事務局次長                                  井 口 順 司        学校教育担当部長和久井 義 久   生涯学習スポーツ担当部長                                  井 山 利 秋        庶務課長    岡 本 勝 実   教育人事企画課長筒 井 鉄 也        学務課長    植 田 敏 郎   特別支援教育課長塩 畑 まどか        学校支援課長  青 木 則 昭   学校整備課長  喜多川 和 美        生涯学習推進課長濱   美奈子   スポーツ振興課長人 見 吉 也        済美教育センター所長        済美教育センター統括指導主事                白 石 高 士           平 崎 一 美        済美教育センター統括指導主事    就学前教育担当課長                大 島   晃           加 藤 康 弘        中央図書館長  渡 辺   均   中央図書館次長 大 林 俊 博  事務局職員 事務局次長   朝比奈 愛 郎   議事係主査   太刀川   修        担当書記    牧 野 達 也 会議に付した事件  席次について……………………………………………………………………………決定  説明員の紹介  所管事項調査  1 事務事業概要の説明                            (午後 2時    開会) ○山下かずあき 委員長  ただいまから文教委員会を開会いたします。  《席次について》 ○山下かずあき 委員長  本日は、正副委員長互選後、初めての委員会ですので、まず席次についてお諮りいたします。  ただいまお座りになっています席でよろしいでしょうか。       〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○山下かずあき 委員長  それでは、この席次で決定させていただきます。  《委員会記録署名委員の指名》 ○山下かずあき 委員長  本日の委員会記録署名委員は、私のほか、木梨もりよし委員をご指名いたします。よろしくお願いします。  《説明員の紹介》 ○山下かずあき 委員長  次に、当委員会の説明員の紹介をお願いいたします。 ◎教育長 説明員のご紹介を申し上げます。  私は教育長の井出でございます。  参事級の4名をご紹介いたします。井口順司教育委員会事務局次長でございます。和久井義久学校教育担当部長でございます。井山利秋生涯学習スポーツ担当部長でございます。渡辺均中央図書館長でございます。  なお、副参事級につきましては、事務局次長よりご紹介申し上げます。 ◎教育委員会事務局次長 それでは私から、副参事級の職員をご紹介いたします。  初めに、岡本勝実庶務課長統括課長)でございます。筒井鉄也教育人事企画課長でございます。植田敏郎学務課長統括課長)でございます。塩畑まどか特別支援教育課長でございます。青木則昭学校支援課長統括課長)でございます。喜多川和美学校整備課長統括課長)でございます。濱美奈子生涯学習推進課長統括課長)でございます。人見吉也スポーツ振興課長でございます。白石高士済美教育センター所長でございます。平崎一美済美教育センター統括指導主事でございます。大島晃済美教育センター統括指導主事でございます。加藤康弘済美教育センター就学教育担当課長でございます。最後に、大林俊博中央図書館次長でございます。  説明員は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  《事務事業概要の説明》 ○山下かずあき 委員長  次に、事務事業概要の説明を聴取いたします。  質疑は、説明を聴取した後に一括して行いたいと思います。  事務事業概要につきましては、委員の皆様には事前に配付をされ、お目通しをいただいているものと思いますので、説明は簡略にお願いいたします。  それでは、事務事業概要の説明をお願いいたします。 ◎教育委員会事務局次長 それでは私のほうから、各課の事務事業概要の説明の前に、平成26年度の教育委員会の主な課題についてご説明申し上げます。  ご存じのとおり、本区の教育行政は、区の基本構想のもとに定めた教育ビジョン2012を指針といたしまして、これを具体化する教育ビジョン推進計画を定め、これらのもとに総合的かつ計画的に施策を推進しております。本年度は、3カ年の推進計画の最終年でございますので、計画事業を着実に進めるとともに、区の総合計画実行計画改定作業と並行して、教育ビジョン推進計画改定作業を進めてまいります。  教育委員会の大きな事業としては、新しい学校づくりがございます。こちらにつきましては、小中一貫教育を進めるという基本方針のもとに、各地域で意見を伺いつつ進めており、その大きな成果の1つとして、来年4月に新泉・和泉地区杉並和泉学園を開校する運びとなりました。高円寺地区富士見丘地区においても、地元関係者などによる懇談会を設置し、協議を進めていますが、今後も地域の声を伺いながら丁寧に進めてまいります。  最後に、教育委員会制度の見直しに触れさせていただきますが、先月、関連改正法が公布され、来年4月に施行されることになりました。主なポイントといたしましては、1つとして、教育委員会の委員長と教育長の職を一本化した新教育長を置くこと、2つ目としては、首長のもとに総合教育会議を設置し、教育の振興に関する施策の大綱を策定することなどが挙げられます。区におきましても、関係規定を整備するなど、新制度の実施に向けて準備を進めてまいります。  私からは以上でございます。 ◎庶務課長 それでは、まず事務事業につきましては、お手元の資料をごらんいただきたいと思います。  私からは、庶務課の今年度の主な課題についてご説明をさせていただきます。  まず、教育ビジョン推進計画の改定と教育委員会制度改革につきましては、先ほど次長からご説明させていただいたとおりでございます。  次に、学校ICTについてですが、学習活動の活性化に向け、今年度、研究指定校の小学校3校にタブレットパソコンを導入するほか、プロジェクターつき電子黒板を全普通教室に設置し、教育の一層の充実を図ってまいります。  そして、義務教育保護者負担軽減の着実な実施でございます。義務教育9年間で確かな学力と多様化する社会を生き抜くための力を身につけることができるよう、次世代育成の拡充策の1つとして、区独自に義務教育費の無償の範囲を広げ、所得水準に関係なく、保護者負担を軽減することといたしました。小学校につきましては教材費を、そして中学校については、3年生で実施する修学旅行の一部を公費負担することといたしましたので、その事務執行を適切に行ってまいります。  なお、各課の事務事業概要はお手元の資料のとおりでございますので、引き続き各課から今年度の主な課題等についてご説明をさせていただきます。  私からは以上です。 ◎教育人事企画課長 私から、教育人事企画課の今年度の課題についてご説明を申し上げます。  まず、教職員の服務事故防止の徹底でございます。体罰や暴言、個人情報の紛失等の根絶を図るために、校長会、副校長会における指導を初め、全教員悉皆の年2回の服務事故防止研修の実施、定期的な学校訪問による指導などを確実に行ってまいります。  また、任用管理におきましては、各校の人事上の課題の迅速的確な把握に努め、それを踏まえた適切な人事管理を行ってまいります。  全小中学校に配置をしております学校司書や全小学校配置学習指導教員などをより組織的、計画的に活用するよう指導し、教育活動の一層の充実を図ってまいります。  さらに、区費教員主任教諭選考は、東京都と同一の水準が図られますよう、都と協議を深めてまいります。  その他、校務改善の推進、管理職候補者の育成についても、引き続き学校と連携を図り、実施をしてまいります。  私からは以上でございます。 ◎学務課長 私からは、学務課の今年度の主な課題についてご説明いたします。  まず1点目は、給食による食物アレルギー対策強化徹底でございます。アレルギー対応は、栄養士、養護教諭、担任の情報共有のみならず、全教員が児童生徒の命にかかわるという危機意識を持ち、アレルギー事故の防止に努めているところです。また、万が一の発症に備えて、緊急時対応の講習会を実施しております。今後は、保護者との連携をより強め、事故防止策を強化してまいります。  次に、中学1年生を対象にしたフレンドシップスクールの交流自治体での実施の拡充でございます。東吾妻町、小千谷市、北塩原村の3カ所で、今年度は7校が実施しております。ふだん味わうことのできない大自然の中で、農業体験など工夫を凝らしたプログラムで受け入れをしていただいております。この事業は中1ギャップの解消を目的に始めたものですが、交流自治体での地元の方々との交流や自然体験を通して事業効果がより一層高まり、また、交流自治体とのきずなが一層深まるものでございます。今後は全校が交流自治体で実施できるよう支援してまいります。  私からは以上でございます。 ◎特別支援教育課長 私からは、特別支援教育課の今年度の課題についてご説明申し上げます。  まず、教育ビジョン推進計画のもとに作成しております特別支援教育推進計画の改定を行うとともに、計画事業を着実に実施してまいります。済美養護学校の増築・改修工事や、高井戸第四小学校に新たにつくる情緒障害通級指導学級言語障害通級指導学級開設準備などを進めてまいります。  あわせまして、特別な支援が必要な子どもがどこの学校、学級にも在籍する状況などから、全ての教職員や保護者にも特別支援教育の理解を深めていただくことが重要と考えておりますので、さまざまな機会、手段で啓発に努めてまいります。  また、不登校児童生徒の的確な状況把握原因分析を行い、適応指導教室を初めとした不登校児童生徒や学校への支援を充実してまいります。  私からは以上でございます。 ◎学校支援課長 私からは、学校支援課事務事業についてご説明いたします。学校支援課事務事業につきましては、概要の13ページから14ページに記載してございます。  今年度の課題といたしましては、まず、地域運営学校成果検証とさらなる充実があります。杉並区の地域運営学校は、平成17年度に4校指定して以来、計画的に指定校を増やし、地域に開かれた学校づくりを進めてきたところですが、制度開始から10年目を迎えた今年度、その取り組みの成果を把握し、制度のさらなる拡充を図ることを目的としてアンケート調査を実施しております。学校運営協議会委員のほか、地域住民、保護者及び教職員を調査対象として実施し、その結果を概要版としてまとめ、ことし12月に予定している教育シンポジウムの資料として活用してまいります。また、年度末には調査結果報告書を発行する予定でございます。  次に、新泉・和泉地区小中一貫教育校の開校があります。先般の第2回区議会定例会において、学校設置条例の改正についてご議決いただいたところでございますが、和泉中、和泉小、新泉小の3校が10年かけて実践してきた小中一貫教育の積み重ねを踏まえた新たな教育を展開し、杉並区の小中一貫教育全体が充実したものになるよう、教育委員会事務局が一丸となって開校準備を進めているところでございます。  3つ目に、新しい学校づくりがございます。昨年度策定いたしました高円寺地域における新しい学校づくり計画に基づき、3月に保護者や地域関係者学校関係者などで構成する懇談会を設置し、意見交換を始めたところでございます。新しい学校の目指す学校像についてグループ討議を行うなど、地域の思いを取り入れた魅力ある小中一貫教育校の平成31年4月開校を目指し、検討を進めてまいります。  また、富士見丘地域においても、都市計画高井戸公園グランドデザイン提言のあった企業用地を活用し、小中学校を一体的に再整備する考え方の実現に向けて、地域の方々と意見交換することを目的として、富士見丘地域における教育環境懇談会を設置し、年内をめどに意見集約を行っていく予定でございます。  私からは以上です。 ◎学校整備課長 私からは、学校整備課の平成26年度における主な課題についてご説明いたします。  今後順次改築時期を迎える小中学校につきまして、区立施設の再編や財政状況等を踏まえつつ計画的に学校改築を進めるため、本年5月に杉並区立小中学校老朽改築計画を策定いたしました。年度ごと改築校数の平準化、施設規模スリム化、複合化、多機能化等を図るとともに、新しい学校づくり計画及び区立施設再編整備計画等と整合を図りつつ計画を推進してまいります。  学校施設の整備におきましては、本年4月に開校となった高井戸第二小学校の校庭整備工事、平成27年3月竣工予定の杉並区初の小中一貫教育校杉並和泉学園改築工事小学校理科室への空調設備設置工事等があり、安全かつ計画に沿った進捗が得られるよう取り組んでまいります。  また、学校支援課長から説明のありました高円寺地区小中一貫教育校施設整備及び富士見丘地域における教育環境のあり方につきましても、良好な教育環境の確保の観点から適切に検討を行ってまいります。  私からは以上でございます。 ◎生涯学習推進課長 私からは、生涯学習推進課の今年度の主な課題についてご説明いたします。  まずは、生涯学習部門科学教育事業についての検討です。科学館が老朽化により廃止となった後も、広く区民の生涯学習の推進に寄与することができるよう、区民向け科学事業の新たな展開についての検討を進めます。  なお、学校教育部門済美教育センターへの移行についても、済美教育センターとともに実施してまいります。  次に、学校開放施設使用料の改定の実施です。使用料等の見直しにより、平成27年1月から登録団体使用料無料の取り扱いが廃止となりますので、全利用者団体を対象とした説明会を行うなど、利用者への周知をした上で使用料の改定を実施いたします。  最後に、郷土博物館展示リニューアルです。今年度、開館25周年を迎えた郷土博物館では、昨年度から常設展示リニューアルに取り組んでいるところですが、展示の詳細を決めて、今年度末か来年度当初にリニューアルオープンする予定で工事等を進めてまいります。  私からは以上になります。 ◎スポーツ振興課長 私からは、今年度の主な課題についてご説明させていただきます。  まず、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、新たな事業といたしまして、トップアスリート育成支援事業を行ってまいります。また、昨年策定いたしましたスポーツ推進計画に基づき、より質の高い指導者の育成を目指して、仮称でございますが、杉並スポーツアカデミーを開講してまいります。
     最後になりますが、妙正寺体育館改築工事についてでございますが、7月4日までに解体工事が終了し、この後、埋蔵文化財試掘調査を行ってまいります。  私からは以上でございます。 ◎済美教育センター所長 私から、済美教育センターの本年度の課題についてご説明いたします。  済美教育センターは、杉並区教育ビジョン2012の実現に向けた学校教育及び就学前教育の質の向上、教員の資質向上、教育にかかわる調査研究、各学校の実情を踏まえた支援等を主な所掌事項としております。  本年度の主な課題は、小中一貫教育の推進、理科教育の充実、いじめ問題への対応の強化、幼保小連携の推進などが挙げられます。  小中一貫教育の推進におきましては、来年4月、杉並和泉学園の開校に向けた教育課程編成の支援を行ってまいります。  理科教育の充実におきましては、科学館閉館に伴い、理科移動教室にかわる出前授業を、今年度、理科教育振興モデル校において試行し、平成27年度からの準備を進めてまいります。  いじめ問題への対応におきましては、仮称杉並いじめ防止基本方針の策定に向け、関係機関と連携を図りながら進めてまいります。  幼保小連携の推進におきましては、策定いたしました幼保小接続期カリキュラム連携プログラムをもとに、さらなる連携を深めてまいります。  私からは以上でございます。 ◎中央図書館次長 私からは、中央図書館事務事業の概要及び今年度の主な課題についてご説明いたします。  改めてでございますが、区には13の図書館があり、その運営につきましては、区が直接運営しております図書館は3館、貸し出しや返却等の業務を委託している図書館が中央図書館を含め4館、指定管理を行っている図書館が6館という状況でございます。  続きまして、本年度の主な課題でございますが、第1に、区の施設再編整備計画に基づきまして、高円寺地域の図書館のあり方の検討を初め、新たな図書サービスコーナーの開設、中央図書館の改修などを第一次実施プランに沿って進めてまいります。  第2に、図書館の情報化方針を策定し、サービス内容や利用者の利便性の向上を図ってまいります。  最後に、アンネ・フランク関連図書の毀損事件を契機として、多くの方々から図書の寄贈などの支援をいただきました。こうした支援に対する感謝の意をあらわすとともに、改めて平和を願うアンネの思いを広げ、多くの方々に引き継いでいただけるような取り組みを全力を挙げて行ってまいります。  私からは以上でございます。 ○山下かずあき 委員長  これより質疑に入ります。  質疑のある方は挙手願います。 ◆今井ひろし 委員  先ほど次長からもちょっと触れられましたけれども、186回通常国会において教育関連法の一部が改正され、教育制度改革が来年から行われる。ちょうど合わせたかのように、教育ビジョン推進計画も杉並区は来年度ぐらいから変わるということですけれども、関連条例の変更のみならず、推進計画の中でもいろいろと位置づけをしていかなきゃいけないと思うんですが、その辺も踏まえた形で推進計画をスケジューリングしているというふうに考えてよろしいでしょうか。わかりましたらお答えください。 ◎庶務課長 今委員からお話しいただきましたように、改正される法案を踏まえまして、推進計画も現在内部で検討しているところでございます。 ◆今井ひろし 委員  検討というのは、出てくるまではわからない、どういうことを考え、やるかというのもこれからの課題というふうに捉えてよろしいですか。 ◎庶務課長 そうですね。ただ、ビジョン推進計画のもととなるビジョンがございますので、それを踏まえて、それから区の総合計画実行計画などと調整を図りながら、きちんとした検討をして推進計画を策定したいというふうに思っております。 ◆今井ひろし 委員  わかりました。おいおいこの委員会にも話は出てくるかと思います。  それから、来年の4月から子ども・子育て支援法がスタートし、これまで、区立幼稚園は全部子供園になりましたけれども、私学助成で残る幼稚園が区内にたくさんあると思います。教育委員会と全く関係がない話ではないんですが、その辺も推進計画の中にのっとった形で加えていくのか。今政府は、5歳児からの義務教育化というところで検討し、進めていく予定もあるので、その辺も念頭に入れた形で推進計画を検討するのか、わかれば教えてください。 ◎就学前教育担当課長 今、幼児期の教育から小学校教育へ連携を図っておりますので、そのあたりも推進計画でも検討を加えていきたいと思っています。 ◆今井ひろし 委員  幼稚園、教育委員会と密接にこれまでつながってきた関連もあるので、ぜひとも、その辺も踏まえて検討をお願いしたいと思います。  それから、同じく国会で学校図書館法が改正されまして、学校司書が義務というか努力規定になったという点は伺いました。ですが、一応杉並区は学校司書はいち早く入れていましたけれども、改正に伴って何らかの変更等はあるんでしょうか。わかりましたら教えてください。 ◎教育人事企画課長 今回の改正につきましては、まだ、具体的に学校司書がどういうものであるかというふうなものについてはこの後出るということでございますけれども、私どもは、学校司書の必要性の意義は十分踏まえて、これからも続けていきたいというふうに考えております。 ◆今井ひろし 委員  さらなる充実が図られればいいなというふうに思っております。  あと1点、インクルーシブ教育についてお伺いしたいんですが、もうちょっとその辺に関しても、推進計画の中にさらなる充実という感じで、昨今の教育環境の中ではとても声高に叫ばれていますので、その辺も踏まえた形での推進計画を検討しているのかだけ最後にお聞きして、終わります。 ◎特別支援教育課長 インクルーシブ教育についてのお尋ねですが、杉並区としては、障害のあるなしにかかわらず、共に学ぶということも踏まえながら、しかし、障害のある子が自分の力をどれだけ発揮できるか、適切なところで学びをしていただくというところを踏まえて今までもやってまいりました。その辺については、引き続きビジョン推進計画のほうに反映してまいりたいというふうに考えております。 ◆富田たく 委員  郷土資料館、今お話お聞きして、リニューアルを予定されているということらしいんですけれども、展示の内容というのは大きく変更されるんでしょうか。 ◎生涯学習推進課長 常設展示につきましては、平成元年の開設以来、大きく変わっておりませんので、特に近現代がもう少し充実したらいいというようなお声もありますので、そちらを充実させる方向で今検討してございます。 ◆富田たく 委員  僕も、郷土資料館は結構好きで、時間があるときにたまにですけれども、行ったりもするんですけれども、あそこはすごくいいなと思ったのは、近現代の部分に当たるんですかね、杉並は原水爆禁止、反対の署名運動が発祥したところだということで、その資料などがしっかりと展示されていたのを僕はすごいなと思って見ているんですけれども、その辺については残されるという認識でよろしいんですよね。 ◎生涯学習推進課長 かように考えてございます。 ◆富田たく 委員  ぜひ残して、さらに拡充というか見やすくしていただいて、今後も区民の皆さんに、杉並区内の方々がそういった活動をしてきたんだというのをぜひしっかりと伝えられるようにしていっていただきたいと思います。  あと、学校のほうでエアコンの設置についてなんですけれども、今回特別教室で、理科教室ですか実験室というのか、に設置を予定されているようなんですけれども、それ以外の特別教室は今どのような状況になっているんでしょうか。 ◎学校整備課長 学校のエアコンの設置状況、特別教室に限って申しますならば、全ての学校についているという部屋は、図書館とPC室と音楽室でございます。そのほかに、近年の改築校は、いわゆる全館空調的なシステムになっております。既存校において理科室に設置されておりませんでしたので、設置されていない学校をピックアップし、その理科室にエアコンを設置するというものでございます。 ◆富田たく 委員  設置されていない特別教室というのは、理科室以外にもまだあるんですよね。 ◎学校整備課長 例えば、特別教室と申しますのは、そのほかには図工室ですとか家庭科室ですとか技術室がございます。そういったところには、既存校についてでございますけれども、エアコンは設置されてございません。 ◆富田たく 委員  今後、理科室の設置が終了したら、順々にそういう残りの特別教室にも設置されていくというふうな認識を持っていてよろしいんでしょうか。 ◎学校整備課長 今のところ、その予定はございません。 ◆富田たく 委員  図工室とか技術室とか、さまざまな紙があったりとか木を使ったりとか、汗をかくと体にくっついちゃったりとか、そういう空調を設置してほしいという声が保護者や児童生徒から上がっていると思うんですけれども、そういった声は届いていますよね。 ◎学校整備課長 たしか委員にも過去ご答弁したことがあると思います。そういった要望は常に受けております。例えば、特別教室普通教室の約1.5倍ですので、1室に1つエアコンを設けますと、約350万円の工事費がかかります。今回は、理科教育の推進も兼ねて、まず理科室にエアコンを設置したいということで、予算を皆様にお認めいただいたところで実行しているところでございます。 ◆富田たく 委員  ぜひ、一気に全部というのは難しいかもしれないですけれども、まだ予定されていないのであれば、しっかりと検討をしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎学校整備課長 これも従前ご答弁申し上げたと思いますが、十分そのつもりはこちらはある、そしてその時々の財政の状況、そして当然、良好な学習環境を生み出すのが私どもの使命の1つでございますので、児童生徒の良好な環境をつくるという視点で考えていきたいと思っております。 ◆富田たく 委員  ぜひ、子どもたちが健康面でも環境面でもしっかりと学習に集中できるような状況をつくっていっていただきたいと思います。  話を少し変えて、ちょっと私話になるんですけれども、実は私、杉並区内で子どもたちなどにこま回しを教える会というものをやっておりまして、杉並コマまわしの会というのをやっているんですけれども、区内のイベント、子ども祭りであったりとか学校の行事であったりとかに、町会の方々と一緒にこまを回すブースを担当して、指導員という形でやっているんですね。今、子どもの周りに手足を使った遊び道具がすごく少ない状況で、例えばテレビゲームであったりとか、あとはスマホですか、そういうものが蔓延する中で、教育的な効果と発達という意味でもすごく重要だなと思っているんです。そういう区内の行事をやるときに、学校からこまの道具、けん玉の道具、昔遊びの道具を借りてきて町会の人たちと一緒にやっているんですけれども、そういった昔遊びのような遊び道具、教育とは少し違うのかもしれないですけれども、学校できちんと持っているということ、私、すごくいいことだなと思っているんですが、今後、そういった学校の中での昔遊び、手足を使った遊びというのはどのように位置づけられていくのかなというのをちょっと疑問に思いまして、その辺、どういうふうに教育委員会のほうでは考えていらっしゃるでしょうか。 ◎済美教育センター所長 今委員のご指摘のありましたこま遊びだけではございませんが、小学校の低学年の生活科という学習の中で、こまだけでなく、例えば羽根つきであったりとかたこづくりであったりとか、いわゆる子どもたちの力だけでなく、地域の人たちにお力をかりたりしながら、そういった学習をしていくというような単元がございます。 ◆富田たく 委員  そういう単元というんですかね、授業があるのはすごくいいことだと思います。地域の方々とも連携されているということで、ぜひ、その辺の昔遊びという、手足を使った日本の文化もそこできちんと学べるような遊びについて、今後も継続というか拡充もしていっていただきたいなと思っておりますが、その辺、今後の方向性というのは何か考えていらっしゃるでしょうか。 ◎済美教育センター所長 学習でございますので、学習指導要領に基づいて適切に行ってまいりたいと思いますが、今年度から土曜授業という形で、地域の方々の力をおかりして行う授業など、その中で行ってまいりたいと考えております。 ◆富田たく 委員  ぜひ子どもたちに、テレビゲームやスマホだけじゃない遊び、日本の文化というのを伝えていっていただきたいと思います。  科学館についてほんの少しだけお聞きしたいんですけれども、現在科学館で、中学生向けなんでしたっけ、カエルの解剖をやられているというふうにお聞きしたんですけれども、その辺の認識は合っているでしょうか。 ◎生涯学習推進課長 中学生は、カエルの解剖を実験として、今のところは科学館に来ていただいて実施をしております。 ◆富田たく 委員  僕は北海道で育ったので、中学校のときにカエルの解剖というのはやったことがありませんし、高校までもやったことがなかったと記憶しています。大学で理学部の化学科に入ったときに、総合化学の授業で大学生になって初めてカエルの解剖をした。結構ショッキングではあったんですけれども、生き物の体の構造を知る、自分の体の構造を知るという意味では、すごく重要な経験だったなと今でも覚えているんですね。そういった活動、授業が中学生のときにできるというのはすごくいいことだと考えております。  科学館が今廃止の方向性が打ち出されていますが、カエルの解剖などはどういった方向性で考えられているのでしょうか。 ◎済美教育センター統括指導主事(大島) カエルの解剖についてですが、生命尊重については十分留意しながら、次年度以降も出前授業の形で実施していきたいと考えております。 ◆富田たく 委員  カエルの解剖の出前授業というのは、素人考えですごく大変じゃないのかなと思うんですけれども、その辺は大丈夫なんでしょうか。 ◎生涯学習推進課長 現在、学校によっては既に出前で学校の実験室においてカエルの解剖を実施しているところもございますので、特に問題はないかと考えております。 ◆富田たく 委員  基本的には、科学館について廃止というのは私は大問題だと思っておりますので、そこはしっかりと考え直していただきたいというのはここで言わせていただいて、別の話題に移っていきたいと思います。  先日、区立小学校に通うある保護者の方から、いじめの問題について相談を受ける機会がありました。お子様が学校帰りにコンビニなどでおやつを買うときに、他の子どもたちからそれを強要されているとか、あとは生傷、すり傷が絶えなくなったとか、そういったいじめがあるということで、その保護者の方、学校の教員の方や校長先生といろいろ話をしていたそうなんですけれども、余り進展が認められないということで私のところに相談がありまして、ちょっと事務局のほうにも確認したところ、学校側からは連絡がなく、保護者の方から教育委員会のほうに連絡があってその事実を初めて知ったというふうに僕も説明を受けたんですけれども、実際に小中学校でいじめがあったときに、学校から教育委員会のほうに連絡をする、こういう事実がありましたというのは適宜やっていくものだと認識していたんですけれども、そうなっていなかったようなんですが、その辺のご説明をいただきたいなと思います。 ◎済美教育センター所長 各学校で起きたさまざまな生活指導上等の課題につきまして、基本的には済美教育センターのSATというところに情報が入るように、学校のほうには指導しているところでございます。ただ、子どもたちの指導の関係とか、多少連絡が前後することはあるかと思いますが、基本的には学校と教育委員会が一緒になって問題を解決するものと考えております。 ◆富田たく 委員  基本的には学校側から連絡が、時差はあるかもしれないけれども来るものだという答弁でしたが、実際に僕が相談を受けた保護者の方は、数カ月にわたって学校側と相談をしていたんですけれども、もうらちが明かないというところで僕のほうに連絡が来ました。そういうお話を聞くと、きのう発生して、きょう連絡をしたか、あした連絡をするかというレベル感ではないんですよね。その辺の認識というのが少し薄いんじゃないかなと。学校側から適宜連絡をきちんともらうというふうなことになっていない状況だと思うんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎済美教育センター所長 さまざまな情報が、毎日毎日学校から入ってくるわけでは当然ございません。ですので、基本的には各学校から、問題が生じたときに教育委員会のほうに報告をいただくんですが、こちらからとしても、例えば生活指導主任会、毎月ございますが、そういったところでの主任からの報告等を受け、こちらのほうから改めて、これはどうなっていますかと問い合わせたり、そういうことを通して各学校の情報を私たちはつかんでいきたいと考えております。 ◆富田たく 委員  実際に、月1で行われている生活指導主任の会議の場でも、今回のケースは出てこなかったんじゃないのかなと思うんですよね。教育の現場を締めつけろという話では全然ないですし、いじめが発生したときの教員の方々の大変さというのも、僕は教員ではないですけれども、すごく想像はできるんですが、教育委員会と学校側の連携というのをもっと深めていかないと、保護者の方々が、教育委員会ではなく僕のほうに連絡をよこす状態というのは、大分追い詰められた状況だと思うんですよ。その辺は改めて、もっと学校側と教育委員会側の連携というのを密にしていかなきゃいけないと今回の件を見て思ったんですけれども、いかがでしょうか。 ◎済美教育センター所長 学校と教育委員会の連携を深めることは大切なことであると考えております。 ◆富田たく 委員  大切なことなので、しっかりと今後も連携を深めていっていただきたいんですけれども、実際に、昨年1年間の区立小中学校でのいじめの件数、把握されている件数と、今現在発生している、今年度になってから発生している件数というのは数字的に出てきますでしょうか。出てきたら教えていただきたいと思います。 ◎済美教育センター統括指導主事(平崎) いじめの認知件数については、問題行動調査により把握していますが、その数については、国の結果報告、都の結果報告を踏まえて公表していくというような形をとってございます。いじめの対応については、レスキューですとかいろいろな機会を通して、早期発見、また完全解決に向けて学校と連携して対応を進めてきているところでございます。 ◆富田たく 委員  その件数というのは、今手元になくてすぐ出てこないということですか。 ◎済美教育センター統括指導主事(平崎) いじめの認知件数について今お話しできることにつきましては、平成24年度につきましては、小中合わせてですけれども、478件報告が来てございます。 ○山下かずあき 委員長  それでは、一巡いたしましたので、再度質疑のある方は挙手を願います。 ◆富田たく 委員  では、続きなんですけれども、平成24年度というのは、ことし平成26年度なので、おととしの分ということだと思うんですけれども、昨年度の分は、把握をしているけれども、国の関係でまだ公表できないという状況なんですかね。 ◎済美教育センター統括指導主事(平崎) 昨年度のいじめの認知件数については把握してございますが、例年ですと、9月か10月ぐらいに結果を公表するというような形をとってございます。 ◆富田たく 委員  では、そのときにまた改めて確認したいと思います。  では、いじめ問題は終わりにして、次、学校のエコスクール、あとはビオトープ等々について簡単に質問をしてみたいと思いますが、私も生き物が好きで、生物の多様性の保全という観点から、杉並区内でどうやってその認識を区民の皆様に広めていけるかなというのも日々考えているんですが、やっぱり学校でそういう教育がされるのがすごく重要だと思っております。  そういった中で杉並区では、小中学校にビオトープや、屋上、壁面の緑化などもエコスクール事業という形でやられていると思うんですけれども、今現在、区立小中学校でビオトープが設置されている学校というのは何件ぐらいあるんでしょうか。 ◎学校整備課長 ビオトープを設置している学校は、小学校で24校でございます。中学校はございません。 ◆富田たく 委員  24校ということで、今小学校は42校でしたっけ、約半分ということで、残りの学校のほうには設置するという方向性は今ないんでしょうか。 ◎学校整備課長 具体的な計画はございませんが、学校と調整をし、新たに、こういったスペースがあるので、そこでビオトープのようなものを始めたいということが学校から要望があれば、可能な範囲で対応はしていくということでございます。今現在、具体的な計画はございません。 ◆富田たく 委員  こういうビオトープというのは、小学校の中で生活している子どもたちにとってもすごくいい教育効果があると思いますので、学校側からの希望の待ちだけでなく、設置してないところにいかがですかというようなお話も教育委員会のほうからしていっていただきたいなと思うんですけれども、そういったことは考えていらっしゃるでしょうか。 ◎学校整備課長 エコスクールの推進は、私ども、従前もそれから今も続けておりますので、当然こちらから、営業ではないですけれども、学校にお声をかけております。 ◆富田たく 委員  ぜひ、できれば全学校でビオトープが設置されるというところを目指して頑張っていっていただきたいと思います。  あともう1つ、屋上緑化、壁面緑化については、小中学校、何件ぐらいやられているでしょうか。 ◎学校整備課長 まず、小学校の屋上緑化は24校でございます。そして、壁面緑化は22校で実施しております。中学に参りまして、屋上緑化は9校、壁面緑化は2校でございます。 ◆富田たく 委員  これもきっとビオトープの扱いとほとんど同じなのかなと思いますが、ぜひ各学校、まだできてないところを推進できるようにしていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  教員の働き方について、改めて確認させていただきます。  さきの予算特別委員会でも話題に上げました。教員の働き方はすごく多忙になっているんですけれども、杉並区のほうでは、教職員の始業時間と終業時間の把握はしないんだというふうな答弁を予算特別委員会ではいただいたわけですけれども、その考えというのは現在変わりはないでしょうか。 ◎教育人事企画課長 変わりございません。 ◆富田たく 委員  予算特別委員会のときも言いましたが、厚生労働省が発表している基準というのは、脳と心臓疾患の危険が高まるというのが月45時間以上の残業、さらには、過労死ラインと言われているのは月80時間の残業というところで、そこを超えている教職員の方々、ゼロではないと思うんですけれども、どのように把握されていますか。 ◎教育人事企画課長 学校の教員は残業という認識はございません。正規の勤務時間以外につきましては、研修の領域として考えております。 ◆富田たく 委員  研修ですか。  「労働安全衛生法等の一部を改正する法律等の施行について」という文部科学省からの通知を前回も紹介したと思うんですが、委員長、ちょっとだけ資料の提出を。 ○山下かずあき 委員長  はい、どうぞ。 ◆富田たく 委員  これは平成18年4月3日時点で、各都道府県知事・指定都市市長、各都道府県・指定都市教育長に宛てられたもので、こちらのほうは杉並区には届いてないんでしょうか。 ◎教育人事企画課長 届いております。 ◆富田たく 委員  では、その中で「労働時間の適正な把握について」という項目があると思うんですが、ありますよね。 ◎教育人事企画課長 ございます。 ◆富田たく 委員  そうすると、労働時間の適正な把握については、具体的な方法等が示されているところですが、「今後とも、各学校等における勤務時間の適正な把握に努めていただきますようお願いします。」というふうに通知の中で書かれているのも認識されていますよね。 ◎教育人事企画課長 冒頭、事務事業概要のところでも申し上げましたとおり、校務改善の推進を図っていくということで私たちも受けとめております。 ◆富田たく 委員  中に、「使用者が、始業・終業時刻を確認し、記録する方法としては、原則として、次のいずれかの方法によること。」というので、「使用者が、自ら現認することにより、確認し、記録すること。」あとは、「タイムカード、ICカード等の客観的な記録を基礎として確認し、記録すること。」というような形も書いてあるんですね。労働基準法でも、第37条ですか、時間外及び深夜の割増賃金の規定はあるんですけれども、それは実際には教職員については対象外と言われておりますが、割増賃金については対象外なんだけれども、時間外勤務や時間数を把握する必要はないというわけではないですよね。それは使用者が正確に把握するべきものだと、労働基準法でも、また文部科学省からの通達でも言われているんですけれども、何でそこをきちんと把握しようとしないんですか。
    教育人事企画課長 始業時間、終業時間というのは正規の勤務時間の始業時間、終業時間ですから、それについてはきちんと把握をしております。 ◆富田たく 委員  正規の勤務時間以外は全部研修だと先ほど言いましたけれども、そういう議論のすりかえというかへ理屈というか、そういうことをやっていて、本当に教職員の方々の健康管理、適正にできるんでしょうか。 ◎教育人事企画課長 管理職のヒアリングは年5回行っております。また、学校訪問も随時行っております。教員のメンタルヘルスについて私たちも十分認識をして、労務管理を行うよう学校のほうには指導しておりますので、引き続き行っていきたいというふうに思います。 ◆富田たく 委員  研修だとかいう言い方をするのではなくて、教員の方々がどれぐらい仕事を今しているのかというのをしっかりと把握して健康管理に努めていかない限り、学校の教職員の方々の職場というのはよくならないんじゃないかなと思うんです。なので、ここはしっかりとこの通知をもう一度改めて読んでいただいて、労働時間の適正な把握をまずすることが必要だと思います。ぜひこの点、今後も検討していっていただきたいですし、僕も適正な管理が行われるまでずっと議会で取り上げてまいりたいと思いますが、最後、いかがでしょうか。 ◎教育人事企画課長 この4月3日付の文書によりますと、校務の効率化あるいは適正な校務分掌、管理職の把握ということで、そういった文言について私たちも受けとめて、常に行ってございます。引き続き行っていきたいというふうに思います。 ◆渡辺富士雄 副委員長  全体の話をさせていただきます。  施設再編に絡んで、学校も今回施設再編の中に入ってきたんですね。区の方針の中でもそうなんですが、まちづくりと学校再編、学校施設のあり方というのは結構いろいろこれから考えていかなきゃならないと思うんですけれども、教育長は、いいまちはいい学校をつくる、いい人を育てていくというような、そういう話を常にされているんですけれども、その辺の考え方、これから学校をつくっていく上で──これまで幾つかつくりました。私も、一番最新は高二かな、まちの話もよく聞いて、施設もそのようにはなっているんだろうと。本来のまちづくりからいくと、まだ学校の施設機能面の部分で不十分だろう、これをソフトでこれから補っていくんだというふうに思うんですけれども、これからまちづくりをやっていかなきゃならない状況の中で、学校のあり方も含めて、統廃合も含めて、少しその辺の話を整理して聞きたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎教育委員会事務局次長 この間も、施設再編の議論が昨年からあって、その中でも、施設再編の中でも学校というものは、1つは、教育施設であるとともに、公共施設として見ても地域の中心的な役割をこの間も果たしていますし、これからも果たしていくだろうというふうに考えております。そういう中で、地域と行政、それからその核となるような学校、ここがどうつながっていって、地域ぐるみの学校づくりあるいは地域ぐるみのまちづくり、そういうものにつながっていくかということが、今までもそうですし、これからもそういう課題認識を持たなければいけないかなというふうに思っています。  そういう中で、まちづくりという面で申し上げれば、今地区ごとに副参事を設置して、ハード、ソフト両面からのまちづくりというのも始めましたし、そういう中で、それが教育面という中でどうつながっていくかというのがあろうかと思います。  また一方で、地域運営学校あるいは学校支援本部という形で、地域の皆様を巻き込むような形での学校運営というものも始めておりますし、そういう人と人とのつながりというものが、学校づくり、まちづくりという中でつながっていく中で、相乗効果じゃございませんけれども、今副委員長がおっしゃったような、思い描いていらっしゃるようなものかもしれませんけれども、いずれにいたしましても、もっとつながり、特に人のつながりというものを持った地域づくりに発展させるということが、教育行政あるいは杉並区政にとっても極めて重要なことだ、そのように思っております。 ◆渡辺富士雄 副委員長  今次長からいろいろおっしゃっていただいて、教育委員会、これからの話もございます。確かにおっしゃるとおり、最後は人になります。ただ、人というのは難しいんですね。学校側に絡んでいる人と行政側からのアプローチというのは、全然温度差も違うケースもあります。また、縦割りの中で、まちづくりというハード面のところと、また学びの学校関係、ここもまた温度差がいろいろあるんですね。その辺の温度差を埋めていかないと本当にいいものはできない。中途半端なものばかりつくってもしようがないんですね。別に今までできたのが中途半端というふうには思いませんけれども、もっと人が有機的に動けるような、そういう施設にしてほしいなというような1つの思いがあります。  話は変わりますけれども、図書館のほうもそうなんですね。図書館もこれまでいろいろ手を入れてきました。ソフト面は随分充実したと思うんですけれども、ハード面でまだまだ、例えば子どもが勉強できる場がないとか、いろいろあります。魅力があるかというと、はっきり言って、個人的にですよ、正直言って今の図書館には魅力ないです。こういうことを含めて、施設再編の中で、学校施設と、また図書館という教育関係の施設、この辺をしっかりとやってもらいたいと思うんですけれども、もう1回、すみません。 ◎教育委員会事務局次長 どれだけ使われるか、どれだけ地域の人たちにとって魅力ある教育施設であるか、公共施設であるかということが大切かと思っております。そういう中では、十分地域の皆さんの声を伺いつつ、また、将来を見据えながら今後の施設づくりについては区としても考えてまいりたい、そのように思っています。 ◎中央図書館長 中央図書館のほうも、平成28年度、改修の計画がございます。昭和57年のオープンからもう三十数年経過してございますので、いろいろな社会情勢の変化等がございますから、そういう意味で、いろいろな方々の意見あるいは職員の意見等、そういうのを聞きながら、区民にとって利用しやすい、楽しい図書館をつくってまいりたいと思ってございます。 ◆渡辺富士雄 副委員長  次長と館長の決意を聞きましたけれども、なかなか行政は思い切ったことをやりづらいです。結構臆病になったそういう施設ばかり、最大公約数的なものをつくってきました。それは、話を聞き過ぎるという面と、どうしてもどちらかに合わせなきゃならない、そういう面で中途半端というか、言葉は悪いですけれども、そういう臆病というか、そういうような建物になってきたんです。その辺をぜひ、これから施設再編というのは千載一遇のチャンスであります。別に派手な建物を建てろとか何かというのではなくて、本来、おもしろいというか、みんながわくわくするような、それは子どもたちだけじゃなくて、住んでいる人がわくわくするような、そういった建物をぜひつくっていただきたい。我々議会も多分、施設再編、特に学校の件については真剣に考えていかなきゃならないと思います。当然、少子化になってこれから子どもたちが減っていくであろう、その辺のことも含めて、我々議会も本当にやっていかなきゃならないだろうというふうに思いますので、ぜひ臆病にならずに大胆な発想で取り組んでいただきたいと思います。  以上、要望で終わります。 ○山下かずあき 委員長  ほかに質疑はございませんか。       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○山下かずあき 委員長  ないようですので、質疑を終結いたします。  以上で文教委員会を閉会いたします。                            (午後 2時58分 閉会)...